2022 FUJI(フジ)のTRACK ARCV (トラックアーカイブ)を解説してみます☆

こんにちはうめじです。

自転車店歴15年で多くのお客様の自転車選びをサポートさせていただきました!

今回はFUJI(フジ)の2022年モデルのシングルスピードのTRACK ARCV (トラックアーカイブ)を解説させていただきます。

FUJI(フジ)のシングルスピードを代表するモデルと言えば、やっぱりクロモリフレームのFEATHER(フェザー)ですよね。

クロモリフレームの細身のシルエットが美しいモデルでしたよね。

まだ記事を読まれていない方は↓

今回、解説させていただくTRACK ARCV (トラックアーカイブ)はアルミフレームのシングルスピードモデルです!

いわゆる『ピストバイク』ですね。

こんな感じのスタイルです↓

出典:Fujibikes

アルミフレームなので軽量です。

パイプはクロモリフレームに比べるとやや太め。

クロモリフレームのFEATHER(フェザー)の軽量モデル…。

それだけじゃないんですよっ!

TRACK ARCV (トラックアーカイブ)はルックスが抜群にカッコいいのはもちろんのこと、走行性能も高い!

どんなモデルなんでしょうか?

見ていきましょう!

まずはFUJI(フジ)の歴史からチェックしていきますねっ。

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Fujiの自転車の歴史

 

誕生から120周年を迎えたFujiです。

どんな歴史を歩んできたのでしょう?

まとめてみます。

Fujiの歴史

  • 1899  FUJIの産みの親である岡崎久次郎が日米商店を創業。
  • 1906 イギリスのラーヂブランドの自転車の輸入販売を開始。
  • 1928 商標をラーヂから富士に改称してFUJIがスタート。
  • 1930 『覇王号』が高級実用車として日本、アジア諸国で人気に。

                                                                                                                                                                       出典:fujibikes

  • 1935 広告写真募集撮影大会を主催し、その時の作品を集めた「女性と富士自転車」を発刊。今日のFUJIのイメージビジュアルの原点。


出典:Fujibikes

  • 1951 商号を日米富士自転車株式会社に改称。レースバイクの開発にも注力。
  • 1970 本格的に海外に進出。
  • 1980 アメリカのロードバイク黎明期を牽引したブランドの一つになる。
  • 2000 海外資本となりこれまで以上に競技用バイクの推進に注力。
  • 2008 Featherやクロスバイクなどの日本限定モデル販売。


出典:Fujibikes

  • 2009 チームFUJI-SERVETTOに機材を供給を開始。
  • 2010 ロードとしてメジャーブランド入りの足がかりとなった「SST」と「Altamira」をリリース。


出典:Fujibikes

  • 2011 ブエルタ・ア・エスパーニャでファン・ホセ・コーボがAltamiraを駆って個人総合で優勝。
  • 2012 アジア初のプロコンチネンタルチーム「Champion System Pro Cycling Team」に機材供給。
  • 2012 ロードバイクフレームのカラーオーダーサービス「FUJI REMIX」を開始。
  • 2014 サポートチーム「NetApp-ENDURA」と共に2度目のツール・ド・フランス出場
  • 2015 FUJIが新たに機材供給をおこなうチーム「CAJA RURAL-SEGROS RGA」で4度目のブエルタ・ア・エスパーニャ出場。

日本でピストバイクブームが巻き起こった2007年から10年が経過した2017年に登場したTRACK ARCV(トラックアーカイブ)です!

近年ではシングルスピード、ピストバイクの人気が高まっています。

もちろんTRACK ARCV(トラックアーカイブ)への注目も集まっていますよっ!

Fujiのシングルスピードはこちら↓

FUJI(フジ)の2022年モデルのラインナップの中ではどんな位置づけなのでしょうか?

チャートマップを見てみましょう。

2022 Fujiの自転車の種類は?

Fujiではロードバイク、マウンテンバイク、シングルスピード、キッズなど多くのモデルがラインアップされています。

『どのモデルが自分のライフスタイルにマッチしているのか?』

『どうやって自転車の種類を決めればいいのか?』

悩んでしまいますよね…。

Fujiの自転車の種類のチャートマップを参考にすると選びやすいですよっ↓

         出典:fujibikes

Fujiの自転車は大きく2つのカテゴリーに分けられています。

  • RACING
  • LIFE STYLE

レーシングは最先端技術が注ぎ込まれた競技用車両の要素が強いモデルです。

ライフスタイルは通勤や通学、ちょっとしたサイクリングやポタリングまでこなせるモデルで、普段着でも違和感なく乗れるカラーリングでファッション的な要素も強いです。

チャートマップの上にいくほど競技性が高く、下にいくほどファッション性が高いモデルになります。

チャートマップの右にいくほどオンロードで高速走行が想定されていて、左にいくほどオフロードをはじめオールラウンドに走行できるモデルになっています。

FEATHER(フェザー)DECLARATION(デクラレーション)と同じくチャートマップのど真ん中に位置づけられていますね。

通勤、通学やちょっとしたサイクリングやポタリングもこなせるモデルで、ファッションアイテムとしての要素も抜群です。

個人的にはFEATHER(フェザー)DECLARATION(デクラレーション)よりもHIGH SPEEDよりに位置づけられていてもいいような気がしますが…。

それではTRACK ARCV(トラックアーカイブ)を見ていきましょう!

TRACK ARCV (トラックアーカイブ)

価格¥105,600(税込み)

Rusty Nail 出典:FujibikesBullion 出典:FujibikesMatte Black 出典:Fujibikes Night Chrome 出典:Fujibikes

スペック
サイズ 49,52,54,56  対応身長165㎝~190
フレーム A2-SL custom-butted alloy w/ integrated head tube , internal cable routing
フォーク FC-770 Fuji straight blade integrated carbon w/ 1 1/8" alloy steerer
クランク Sugino MC pista crank, 48T
コンポーネント
スピード数 1s
ブレーキ Fuji alloy
ホイール Fuji CrMO axle hubs w/track nuts, Fuji double wall, high profile 24/28H alloy rim
タイヤ Vera Helios 700×25C
重量 8.1㎏

バテッド加工が施された軽量アルミフレームにカーボンフロントフォークが搭載されたモデルです。

ジオメトリーはパシュートジオメトリーが採用されていて、より一層ストリート感のあるモデルに仕上がっています!

FUJI(フジ)で採用されているA2-SLアルミフレームにFC-770カーボンフロントフォークで軽量かつ走行性能の高いモデルになっています!

A2-SLとFC-770とは?

A2-SLアルミ
軽量なだけでなく厳選された素材を使用。
強度が必要とされる場所、力を逃がす場所等必要に応じてパイプの肉厚を変えて作るバテッドチューブで軽量で高い耐久性になっています。
FC-770
C-5のハイモデュラス カーボンをフォークブレードが使用され、コラムはアルミ素材で構成されているカーボンフォーク。
ハイモデュラスカーボンを採用することで軽量化されています。

Fujiのシングルスピードはこちら↓

TRACK ARCV (トラックアーカイブ)とFEATHER (フェザー)の違いは?

FUJI(フジ)を代表するクロモリモデルのFEATHER(フェザー)とアルミモデルのTRACK ARCV(トラックアーカイブ)の違いとは何なのでしょうか?

少しまとめてみます。

TRACK ARCVとFEATHERの違い?
  • フレーム素材 TRACK ARCV:A2-SLのアルミ FEATHER: Elios 2のクロモリ
  • フロントフォーク TRACK ARCV:FC-770のカーボン FEATHER:クロモリ
  • 重量 TRACK ARCV:8.1㎏ FEATHER:9.2㎏
  • ギヤ比 TRACK ARCV:48T/16T=3 FEATHER:46T/16T=2.875

TRACK ARCV(トラックアーカイブ)の方が軽量でギヤ比が高く、トップスピードが速いということですね!

もう一つ大きな違いがあります。

ジオメトリーです。

下記画像を参考に見ていきます。

出典:ブリヂストンサイクル株式会社

ジオメトリーの相違(サイズ52)

フォークオフセット ⑧ TRACK ARCV:30㎜ FEATHER:45㎜
チェーンステー長 ⑪  TRACK ARCV:390㎜ FEATHER:405㎜
ホイールベース ⑬   TRACK ARCV:940㎜ FEATHER:987㎜
フォークオフセットの長さはハンドリングに関するところでTRACK ARCV(トラックアーカイブ)の方が15㎜も短いのでクイックな操作感になります。
チェーンステイの長さは漕ぎだしの反応の良さに関するところでTRACK ARCV(トラックアーカイブ)の方が15㎜も短いのでペダルの漕ぎだし時の反応が良い(進みが良い)ということですね。
ホイールベースは直進安定性に関するところでFEATHER(フェザー)の方が47㎜も長いので走行時の安定性が良いということですね。
TRACK ARCV(トラックアーカイブ)の方がパシュートなどで使われているようなガチ競技用のトラックバイクに近い走行性能になるということなんですよっ!
こういう自転車↓
こんなガチなやつはムリだ…。
と思った方もいらっしゃると思いますが、普通に乗れますから大丈夫ですよっ!
あくまでもそれに近づけたジオメトリーということですからね。
FUJI(フジ)のシングルスピードに対する本気度を感じるモデルですね~。

Fujiのシングルスピードはこちら↓

もちろんカスタマイズもOK!

FUJI(フジ)と言えばやっぱりカスタマイズですよね。

シングルスピードやピストはシンプルな構造がゆえにカスタマイズもしやすいのが特徴です。

スピードを求めるカスタマイズもOKですし、ファッションアイテムとしてのカスタマイズもOK!

皆さんはどんなスタイルでカスタマイズしますか~?

いくつかピックアップしてみますよっ!

スピードを求めるスタイルなら↓

ファッション的なスタイルなら↓

まとめ

今回はFUJI(フジ)の2022年モデルのシングルスピードのTRACK ARCV(トラックアーカイブ)を解説させていただきました!

軽量なアルミフレームで走行性能も高いモデルでしたね。

それでいてパシュートジオメトリー採用で見た目も抜群にカッコいい!

乗っていて気分が良くなる自転車ですよね。

カスタマイズもしやすくお気に入りのスタイルに仕上げていくのも楽しみの一つ。

最後にまとめてみます。

まとめ

  • A2-SLの軽量アルミフレーム
  • FC-770のカーボンフロントフォーク
  • 抜群のルックスのパシュートジオメトリー
  • 高い走行性能
  • 価格¥105,600(税込み)

今回も最後までお読みいただいてありがとうございました!

ピストバイクってカッコいいよな〜。

それではまた☆

Fujiのシングルスピードはこちら↓


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