こんにちはうめじです。
自転車店歴15年で多くのお客様の自転車選びをサポートさせていただきました!
今回はスイスに本拠地を置く自転車メーカーのSCOTT(スコット)です!
軽量モデルのADDICT RC 30を解説させていただきます。
アッセンブルされているコンポーネントはSRAM RIVAL eTap AXS 12sでエントリーモデルからのステップアップにも申し分のないスペックです。
ブレーキは油圧式のディスクブレーキ搭載で制動力◎
タイヤサイズは700×28cで快適性と転がりのバランスがとってもいいですね~。
ADDICT RC 30はこんな方におすすめ↓
こんな方におすすめ!
- スポーツバイクが初めて!
- 趣味として自転車を始めたい方!
- レースやファンライドのイベントにも参加したい方!
- ロングライドのサイクリングを楽しみたい方!
- クロスバイクからステップアップしたい方!
- エントリーモデルからステップアップしたい方!
- ワイヤレス電動コンポーネントを使ってみたい方!
まずはADDICT RCシリーズの特徴をチェックしてみます!
ADDICT RCシリーズはどんな特徴?
ADDICTシリーズは2018年から2つの方向性へと分かれていきました。
ADDICT RC:プロツアーでも活躍する軽量モデル
ADDICT:CR-1、SOLACEから進化したエンデュランスモデル
今回は2020年にフルモデルチェンジしたADDICT RCシリーズの特徴やテクノロジーを見ていきますねっ!!
まずはどんな特徴やテクノロジーが採用されているのかまとめてみますよっ。
- HMXカーボン
- AERO TUBE SHAPES
- EVO-LAP TECHNOLOGY
- LOWERED SEAT STAYS
- RACE GEOMETRY
- ECCENTRIC FORK SHAFT
- BB86
それではチェックしていきますねっ!
HMXカーボン
出典:スコット・ジャパン
最先端カーボン素材を生み出す東レ社と共同技術開発を行うSCOTTのエンジニア、そしてカーボン成型技術のエキスパートである台湾企業が集結して設立された合弁会社のTTCでSCOOT多くのカーボンフレームが作られています。
誕生当初はSCOTT製品のみ製造される完全にクローズドされた環境でしたが、現在ではSCOTT 専従の関係は終了。
その技術力の高さを求めたいくつかのブランドの限られたのトップグレードフレームも生産していて、その技術は業界に広く認められています。
HMXはSCOTTが使用する混合繊維で、同じ重量のHMFに比べ剛性が20%も高くなっています。
この高性能な素材を活かし、SCOTTのエンジニアたちは軽量で素晴らしい乗り心地のバイクを誕生させました。
HMXはHMFに比べ、非常に高価なのでハイエンドフレームに採用されています。
新しいADDICT RCでは使用素材をHMX、HMX-SLの高剛性素材に限定することで、より軽量なフレーム設計が可能になりました。
HMX-SL
破壊強度が特別高いMR70、引張強度の高いYS60、両方のバランスに優れたHR40を適材適所に組み合わせて使用。
これらの素材を加えることでHMXカーボンの優れた特性がより強化されます。
これにより軽量かつ高強度のフレームとなります。
AERO TUBE SHAPES
出典:スコット・ジャパン
SCOTTのエアロロード『FOIL』で採用されている特許取得済みの『F-01』エアロフォイルデザイン。
空気の流れを最適化し、空気抵抗を軽減するために全てのフレームチューブに適用されています。
前作のADDICT RCと比較して↓
- 160gの軽量化
- 14.5%剛性UP
- 45㎞走行時に空気抵抗6W低減
大きな進化を遂げました!
F-01
F1で活躍しているメルセデス・グランプリの風洞実験施設を使用して空力特性の検証を行いました。
SCOTT開発チームはそこで100時間以上を費やし、ロードバイクの速度域に最適なエアロ形状「F-01テクノロジー」を生み出しました。
このテクノロジー採用で時速45㎞で走行時に4~5%のパワーをセーブします。
また空力性能に優れているだけでなく、ロードバイクにおいて重要な縦方向の柔軟性、横剛性、強度や軽量化も同時に向上し、理想的なバランスのエアロフレームの設計が可能となりました。
EVO-LAP TECHNOLOGY
出典:スコット・ジャパン
さまざまな層方向のチューブ構造をシミュレート、さまざまな構成を使用した結果を観察、フレームのさまざまな領域の応力分布をテスト。
この広範なコンピューターモデリングでフレームすべての部分のカーボンレイアップが最適化されています。
SCOTTのカーボンモデルに採用されているテクノロジーです。
LOWERED SEAT STAYS
出典:スコット・ジャパン
シートステイとシートチューブの接合位置を低く、後輪とシートチューブの隙間を狭く設計しています。
これにより、ライダーのペダリング時、大腿部により起こる空気の乱れを整流し空気抵抗が軽減されます。
RACE GEOMETRY
出典:スコット・ジャパン
新しいADDICT RCのジオメトリーはプロライダーとスポーツライドユーザーの両方の要件を満たすため、これまでのADDICT RCシリーズやFOILシリーズに受け継がれてきたレースジオメトリーを進化させたジオメトリーになっています。
ECCENTRIC FORK SHAFT
出典:スコット・ジャパン
特許取得済の「エキセントリック・バイクフォークシャフト」
フォークコラムを3mm後方にオフセットさせることで、油圧ブレーキホース2本と変速ケーブルを通すスペースを確保しています。
これにより整備する際のケーブル内蔵化のデメリットを最小限に抑えることができました。
またコックピットシステムを問わず、スムースなハンドル操作が可能となっています。
BB86
出典:スコット・ジャパン
Shimanoと共同開発された規格のPF BB86。
プレスフィット方式で軽量化。
ワイドな設計でフレーム全体にライダーの動力を最大限に伝えます。
次はモデル別に見ていきますよっ!
ワイズロードのSCOTTはこちら↓
ADDICT RC 30
価格・カラーリング
価格¥638,000(税込)
BLUE 出典:スコット・ジャパン
出典:スコット・ジャパン
スペック
ADDICT RC 30の詳細スペックは↓
サイズ | 49,52,54,56 |
フレーム | Addict RC Disc HMX Road Race geometry |
フォーク | Addict RC HMX Flatmount Disc 1 1/4”-1 1/2” Eccentric Carbon steerer |
クランク | SRAM RIVAL Crankset 48/35 T |
ハンドル | Syncros Creston 1.5 Compact Alloy |
ステム | Syncros RR 1.5 1 1/4” |
シートポスト | Syncros Duncan 1.0 Aero |
サドル | Syncros Belcarra Regular 2.0 |
コンポーネント | SRAM RIVAL eTap AXS 12s |
スピード数 | 24s |
ブレーキ | SRAM RIVAL HRD |
ホイール | Syncros RP2.0 Disc 28 |
タイヤ | Schwalbe ONE Race-Guard Fold 700x28C |
重量 | 8.3㎏ |
HMXカーボンフレームにSRAM RIVAL eTap AXS 12sがアッセンブルされたモデルです。
RIVAL eTap AXSシリーズは電動ワイヤレスコンポーネントでシフトケーブルが一切ないので、見た目もよりスッキリ。
シフトチェンジはボタンを押す感覚なのでロングライドのサイクリングでも手の疲労を軽減できますよ。
またブレーキにはSRAM RIVALの油圧式ディスクブレーキ採用で制動力も高くブレーキコントロールもしやすいです。
それとフロントフォークもフルカーボンで前方からの衝撃を緩和してくれます。そして軽量なのでハンドル操作もスムースですよっ。
ジオメトリーはRACE GEOMETORY採用でしっかりと前傾ポジションがとれるので、高速巡行にも適していますよっ!!
タイヤサイズは700×28cで転がりの良さ、乗り心地のバランスもいいですね~。
趣味で自転車を始めたい方、エントリーモデルからのステップアップにもおすすめ!
ロングライドのサイクリング、レースやファンライドのイベントまで楽しめるモデルです。
採用されているタイヤはドイツメーカーのシュワルベです!
エンデュランスモデルのADDICT 10(RIVAL eTap)との違いはフレームに採用されているカーボン、ジオメトリーですよね。
それと大きな違いはギヤ比です。
ADDICT:クランク 46/33T スプロケット 10-36T
ADDICT RC:クランク 48/35T スプロケット 10-30T
ADDICTシリーズはワイドレシオでADDICT RCシリーズはクロスレシオですね~。
レースなどのように速い巡航速度を保つにはADDICT RC。
マイペースでロングライドのサイクリングや楽にヒルクライムも楽しむならADDICT。
ADDIACT RC 30のコンポーネントを少しピックアップしてみます。
- SRAM RIVAL eTap AXS
- CRESTON IC 1.5/RR IC STEM
- Schwalbe ONE
それぞれをチェックしてみますねっ!
SRAM RIVAL eTap AXS
出典:MANY'S
- ワイヤレス電動コンポーネント 12s
- 1×12s、 2×12sに対応
- Fディレーラー:42cのタイヤまで対応
- Rディレーラー:1×12sでは最大44tのスプロケットに対応 2×12sでは最大スプロケット36tまで対応
- AXSアプリでシフトパドル機能の割り当てやファームウエアのアップデートが可能
グラベルバイクやオンロードバイクまで幅広く対応できるコンポーネントですよ~。
ADDICT RC 30,20,10で採用されているシステム。
ハンドル、ステムが一体型ではないセパレートタイプでも、ADDICT RCはこのシステムでコックピット周りのケーブルを完全内装にできます。
専用設計のCRESTON IC 1.5ハンドルバーとRR IC ステムの完全内装ケーブルはエアロ効果へも大きく貢献してくれています。
SchwalbeONE 700x28C
出典:PR インターナショナル
ハイエンドモデルのPRO ONEをもとに作られたシリーズ。
耐久性、耐パンク、走破性のバランスのとれたオールラウンドモデル。
シュワルベ ONEシリーズは転がりもいいし、乗り心地もいいよ~。
アップグレードにもおすすめのタイヤ。
- 価格:6,930円(税込)
- 重量:265g
ワイズロードのSCOTTはこちら↓
オプションパーツも忘れずに!
ロードバイクなどのスポーツバイクを購入するときは必ず付属するパーツを確認してくださいねっ!
多くのモデルはカギやスタンド、ライトなどが付属していません。
自転車を普段おいておく駐輪場や走行する時間帯や道に最適なパーツを選びましょう!
1自転車の盗難対策はしっかりしよう!
2セーフティアイテムは必須!自分の身は自分で守ろう!
事故の多くは17-19時の間に起こっているそうです!
まさに帰宅時間ですっかり暗くなっている時間ですよね。
ライトの装備しっかりしてますか?
フロントライトだけで十分と思っていませんか?
リアのライトも大事なんですよっ!
後方からの追突事故も多いんです。後方の車にしっかり自分の存在をアピールしましょう!
フロントライトは400ルーメン以上の明るさだと安心ですよっ!
お金で安全を買いましょう。
3最初のメンテナンスは空気圧から!
おすすめのポンプをピックアップしてみますね!
しっかり準備して自転車ライフを楽しもう!
まとめ
今回はスイスに本拠地を置く自転車メーカーのSCOTT(スコット)の軽量ロードバイクのADDICT RC 30 を解説させていただきました!
HMXカーボン採用のADDICT RCはやはり走行性能は高いですよっ!
ジオメトリーはRACE GEOMETORYが採用されていて高速巡行にも最適です。
フロントフォークもフルカーボンで前方からの衝撃が緩和され、また軽量なのでハンドル操作もスムース。
タイヤサイズは700×28cで転がりの良さ、乗り心地のバランスもいいですね~。
しかも採用されているタイヤはSchwalbe ONE。
コンポーネントはSRAM RIVAL eTap AXS ワイヤレス電動コンポーネントですっ!
シフティングはボタンを押す感覚なので、ロングライドのサイクリングでも疲れませんよ~
ブレーキには 油圧式ディスクブレーキが搭載されていて制動力も高く、ブレーキコントロールもしやすいです。
ロングライドのサイクリングやレース、ファンライドのイベントも楽しめるモデル。
最後にまとめてみます。
まとめ
- HMXカーボンフレーム
- CRESTON IC 1.5/RR ICでケーブル完全内装。空力も◎
- SRAM RIVAL eTap AXS 12s
- タイヤ:Schwalbe ONE 700×28c
- 油圧式のディスクブレーキで制動力◎
- 自転車を趣味として始めたい方にもおすすめ
- クロスバイクからステップアップにもおすすめ
- エントリーモデルからのステップアップにもおすすめ
- ロングライドのサイクリングレースやイベントも◎
- 重量:8.3㎏
- 価格:638,000円(税込)
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ADDICT RC 30もいいぞ~。
それではまた☆
ワイズロードのSCOTTはこちら↓