【2022 SCOTT 軽量ロード】ADDICT RC 30を解説してみます☆

こんにちはうめじです。

自転車店歴15年で多くのお客様の自転車選びをサポートさせていただきました!

今回はスイスに本拠地を置く自転車メーカーのSCOTT(スコット)です!

軽量モデルのADDICT RC 30を解説させていただきます。

アッセンブルされているコンポーネントはSRAM RIVAL eTap AXS 12sでエントリーモデルからのステップアップにも申し分のないスペックです。

ブレーキは油圧式のディスクブレーキ搭載で制動力◎

タイヤサイズは700×28cで快適性と転がりのバランスがとってもいいですね~。

ADDICT RC 30はこんな方におすすめ↓

こんな方におすすめ!

  • スポーツバイクが初めて!
  • 趣味として自転車を始めたい方!
  • レースやファンライドのイベントにも参加したい方!
  • ロングライドのサイクリングを楽しみたい方!
  • クロスバイクからステップアップしたい方!
  • エントリーモデルからステップアップしたい方!
  • ワイヤレス電動コンポーネントを使ってみたい方!

まずはADDICT RCシリーズの特徴をチェックしてみます!

ADDICT RCシリーズはどんな特徴?

ADDICTシリーズは2018年から2つの方向性へと分かれていきました。

ADDICT RC:プロツアーでも活躍する軽量モデル
ADDICT:CR-1、SOLACEから進化したエンデュランスモデル

今回は2020年にフルモデルチェンジしたADDICT RCシリーズの特徴やテクノロジーを見ていきますねっ!!

まずはどんな特徴やテクノロジーが採用されているのかまとめてみますよっ。

  • HMXカーボン
  • AERO TUBE SHAPES
  • EVO-LAP TECHNOLOGY
  • LOWERED SEAT STAYS
  • RACE GEOMETRY
  • ECCENTRIC FORK SHAFT
  • BB86

それではチェックしていきますねっ!

HMXカーボン


出典:スコット・ジャパン

最先端カーボン素材を生み出す東レ社と共同技術開発を行うSCOTTのエンジニア、そしてカーボン成型技術のエキスパートである台湾企業が集結して設立された合弁会社のTTCでSCOOT多くのカーボンフレームが作られています。

誕生当初はSCOTT製品のみ製造される完全にクローズドされた環境でしたが、現在ではSCOTT 専従の関係は終了。

その技術力の高さを求めたいくつかのブランドの限られたのトップグレードフレームも生産していて、その技術は業界に広く認められています。

HMXはSCOTTが使用する混合繊維で、同じ重量のHMFに比べ剛性が20%も高くなっています。

この高性能な素材を活かし、SCOTTのエンジニアたちは軽量で素晴らしい乗り心地のバイクを誕生させました。

HMXはHMFに比べ、非常に高価なのでハイエンドフレームに採用されています。

新しいADDICT RCでは使用素材をHMX、HMX-SLの高剛性素材に限定することで、より軽量なフレーム設計が可能になりました。

HMX-SL
破壊強度が特別高いMR70、引張強度の高いYS60、両方のバランスに優れたHR40を適材適所に組み合わせて使用。

これらの素材を加えることでHMXカーボンの優れた特性がより強化されます。

これにより軽量かつ高強度のフレームとなります。

AERO TUBE SHAPES


出典:スコット・ジャパン

SCOTTのエアロロード『FOIL』で採用されている特許取得済みの『F-01』エアロフォイルデザイン。

空気の流れを最適化し、空気抵抗を軽減するために全てのフレームチューブに適用されています。

前作のADDICT RCと比較して↓

  • 160gの軽量化
  • 14.5%剛性UP
  • 45㎞走行時に空気抵抗6W低減

大きな進化を遂げました!

F-01
F1で活躍しているメルセデス・グランプリの風洞実験施設を使用して空力特性の検証を行いました。

SCOTT開発チームはそこで100時間以上を費やし、ロードバイクの速度域に最適なエアロ形状「F-01テクノロジー」を生み出しました。

このテクノロジー採用で時速45㎞で走行時に4~5%のパワーをセーブします。

また空力性能に優れているだけでなく、ロードバイクにおいて重要な縦方向の柔軟性、横剛性、強度や軽量化も同時に向上し、理想的なバランスのエアロフレームの設計が可能となりました。

EVO-LAP TECHNOLOGY


出典:スコット・ジャパン

さまざまな層方向のチューブ構造をシミュレート、さまざまな構成を使用した結果を観察、フレームのさまざまな領域の応力分布をテスト。

この広範なコンピューターモデリングでフレームすべての部分のカーボンレイアップが最適化されています。

SCOTTのカーボンモデルに採用されているテクノロジーです。

LOWERED SEAT STAYS


出典:スコット・ジャパン

シートステイとシートチューブの接合位置を低く、後輪とシートチューブの隙間を狭く設計しています。

これにより、ライダーのペダリング時、大腿部により起こる空気の乱れを整流し空気抵抗が軽減されます。

RACE GEOMETRY

出典:スコット・ジャパン

新しいADDICT RCのジオメトリーはプロライダーとスポーツライドユーザーの両方の要件を満たすため、これまでのADDICT RCシリーズやFOILシリーズに受け継がれてきたレースジオメトリーを進化させたジオメトリーになっています。

ECCENTRIC FORK SHAFT


出典:スコット・ジャパン

特許取得済の「エキセントリック・バイクフォークシャフト」

フォークコラムを3mm後方にオフセットさせることで、油圧ブレーキホース2本と変速ケーブルを通すスペースを確保しています。

これにより整備する際のケーブル内蔵化のデメリットを最小限に抑えることができました。

またコックピットシステムを問わず、スムースなハンドル操作が可能となっています。

BB86

出典:スコット・ジャパン

Shimanoと共同開発された規格のPF BB86。

プレスフィット方式で軽量化。

ワイドな設計でフレーム全体にライダーの動力を最大限に伝えます。

次はモデル別に見ていきますよっ!

ワイズロードのSCOTTはこちら↓

ADDICT RC 30

価格・カラーリング

価格¥638,000(税込)

BLUE 出典:スコット・ジャパン

OTHER PHOTOS

スペック

ADDICT RC 30の詳細スペックは↓

スペック
サイズ 49,52,54,56 
フレーム Addict RC Disc HMX Road Race geometry
フォーク Addict RC HMX Flatmount Disc 1 1/4”-1 1/2” Eccentric Carbon steerer
クランク SRAM RIVAL Crankset 48/35 T
ハンドル Syncros Creston 1.5 Compact Alloy
ステム Syncros RR 1.5 1 1/4”
シートポスト Syncros Duncan 1.0 Aero
サドル Syncros Belcarra Regular 2.0
コンポーネント SRAM RIVAL eTap AXS 12s
スピード数 24s
ブレーキ SRAM RIVAL  HRD
ホイール Syncros RP2.0 Disc 28 
タイヤ Schwalbe ONE Race-Guard Fold 700x28C
重量 8.3㎏ 

HMXカーボンフレームにSRAM RIVAL eTap AXS 12sがアッセンブルされたモデルです。

RIVAL eTap AXSシリーズは電動ワイヤレスコンポーネントでシフトケーブルが一切ないので、見た目もよりスッキリ。

シフトチェンジはボタンを押す感覚なのでロングライドのサイクリングでも手の疲労を軽減できますよ。

またブレーキにはSRAM RIVALの油圧式ディスクブレーキ採用で制動力も高くブレーキコントロールもしやすいです。

それとフロントフォークもフルカーボンで前方からの衝撃を緩和してくれます。そして軽量なのでハンドル操作もスムースですよっ。

ジオメトリーはRACE GEOMETORY採用でしっかりと前傾ポジションがとれるので、高速巡行にも適していますよっ!!

タイヤサイズは700×28cで転がりの良さ、乗り心地のバランスもいいですね~。

趣味で自転車を始めたい方、エントリーモデルからのステップアップにもおすすめ!

ロングライドのサイクリング、レースやファンライドのイベントまで楽しめるモデルです。

採用されているタイヤはドイツメーカーのシュワルベです!

エンデュランスモデルのADDICT 10(RIVAL eTap)との違いはフレームに採用されているカーボン、ジオメトリーですよね。

それと大きな違いはギヤ比です。

ADDICT:クランク 46/33T スプロケット 10-36T
ADDICT RC:クランク 48/35T スプロケット 10-30T

ADDICTシリーズはワイドレシオでADDICT RCシリーズはクロスレシオですね~。

レースなどのように速い巡航速度を保つにはADDICT RC。

マイペースでロングライドのサイクリングや楽にヒルクライムも楽しむならADDICT。

ADDIACT RC 30のコンポーネントを少しピックアップしてみます。

  • SRAM RIVAL eTap AXS
  • CRESTON IC 1.5/RR IC STEM
  • Schwalbe ONE

それぞれをチェックしてみますねっ!

SRAM RIVAL eTap AXS

出典:MANY'S

  • ワイヤレス電動コンポーネント 12s
  • 1×12s、 2×12sに対応
  • Fディレーラー:42cのタイヤまで対応
  • Rディレーラー:1×12sでは最大44tのスプロケットに対応 2×12sでは最大スプロケット36tまで対応
  • AXSアプリでシフトパドル機能の割り当てやファームウエアのアップデートが可能

グラベルバイクやオンロードバイクまで幅広く対応できるコンポーネントですよ~。


CRESTON IC 1.5/RR IC STEM


出典:スコット・ジャパン

ADDICT RC 30,20,10で採用されているシステム。

ハンドル、ステムが一体型ではないセパレートタイプでも、ADDICT RCはこのシステムでコックピット周りのケーブルを完全内装にできます。

専用設計のCRESTON IC 1.5ハンドルバーとRR IC ステムの完全内装ケーブルはエアロ効果へも大きく貢献してくれています。

SchwalbeONE 700x28C

出典:PR インターナショナル

ハイエンドモデルのPRO ONEをもとに作られたシリーズ。

耐久性、耐パンク、走破性のバランスのとれたオールラウンドモデル。

シュワルベ ONEシリーズは転がりもいいし、乗り心地もいいよ~。

アップグレードにもおすすめのタイヤ。

  • 価格:6,930円(税込)
  • 重量:265g

ワイズロードのSCOTTはこちら↓

オプションパーツも忘れずに!

ロードバイクなどのスポーツバイクを購入するときは必ず付属するパーツを確認してくださいねっ!

多くのモデルはカギやスタンド、ライトなどが付属していません。

自転車を普段おいておく駐輪場や走行する時間帯や道に最適なパーツを選びましょう!

1自転車の盗難対策はしっかりしよう!

そんなかたも多いのではないでしょうか?
警視庁の盗難統計情報によると
平成30年度で施錠ありの盗難認知件数はなんと
72763件(平均200件/日)
1日で200件の盗難があるんですよっ!!(一般車も含む)
どこで盗難が発生しているのでしょうか?
最も発生数が多いのは駐輪場です。その数なんと31,384件!
次に多いのが住宅です。22,154件!
夜間に発生する割合が最も多く74%です!
駐輪場に一晩中、駐輪しておくと盗難のリスクが高くなってしまうということですね。
お金で安心を買いましょう!
鍵と言えばやっぱりABUS(アブス)です!
持ち運びも便利でセキュリティーレベルも高いです↓

自宅はがっちり地球ロック!!

2セーフティアイテムは必須!自分の身は自分で守ろう!

事故の多くは17-19時の間に起こっているそうです!

まさに帰宅時間ですっかり暗くなっている時間ですよね。

ライトの装備しっかりしてますか?

フロントライトだけで十分と思っていませんか?

リアのライトも大事なんですよっ!

後方からの追突事故も多いんです。後方の車にしっかり自分の存在をアピールしましょう!

フロントライトは400ルーメン以上の明るさだと安心ですよっ!

お金で安全を買いましょう。

ところでヘルメット被ってますか?
サイクリングではヘルメット必須です!
事故の現実は
ヘルメットを被っていない場合の致死率は3倍
死亡事故の原因の56%が頭部損傷
お金で安心を買いましょう!


3最初のメンテナンスは空気圧から!

ロードバイクやクロスバイクは一般的なままちゃりと比較するとタイヤが細く空気圧が高いものがほとんどです!
またバルブ形状(空気の入り口)には仏式を採用しているものが多いので、空気圧がはかれて仏式バルブ対応のポンプを必ず用意しましょう!
ロードバイクやクロスバイクのパンクの原因は空気圧が低く段差でのパンクが多いんですよっ。
空気が少なくなったら空気を入れるのではなく、規定の空気圧を常に保つというのが基本になります。
仏式バルブの空気の入れ方がサイクルベースあさひさんの記事で丁寧に紹介されていますね↓

おすすめのポンプをピックアップしてみますね!

ワイズロードオンラインのポンプのページ↓

しっかり準備して自転車ライフを楽しもう!

まとめ

今回はスイスに本拠地を置く自転車メーカーのSCOTT(スコット)の軽量ロードバイクのADDICT RC 30 を解説させていただきました!

HMXカーボン採用のADDICT RCはやはり走行性能は高いですよっ!

ジオメトリーはRACE GEOMETORYが採用されていて高速巡行にも最適です。

フロントフォークもフルカーボンで前方からの衝撃が緩和され、また軽量なのでハンドル操作もスムース。

タイヤサイズは700×28cで転がりの良さ、乗り心地のバランスもいいですね~。

しかも採用されているタイヤはSchwalbe ONE

コンポーネントはSRAM RIVAL eTap AXS ワイヤレス電動コンポーネントですっ!

シフティングはボタンを押す感覚なので、ロングライドのサイクリングでも疲れませんよ~

ブレーキには 油圧式ディスクブレーキが搭載されていて制動力も高く、ブレーキコントロールもしやすいです。

ロングライドのサイクリングやレース、ファンライドのイベントも楽しめるモデル。

最後にまとめてみます。

まとめ

  • HMXカーボンフレーム
  • CRESTON IC 1.5/RR ICでケーブル完全内装。空力も◎
  • SRAM RIVAL eTap AXS 12s
  • タイヤ:Schwalbe ONE 700×28c
  • 油圧式のディスクブレーキで制動力◎
  • 自転車を趣味として始めたい方にもおすすめ
  • クロスバイクからステップアップにもおすすめ
  • エントリーモデルからのステップアップにもおすすめ
  • ロングライドのサイクリングレースやイベントも◎
  • 重量:8.3㎏ 
  • 価格:638,000円(税込) 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

ADDICT RC 30もいいぞ~。

それではまた☆

ワイズロードのSCOTTはこちら↓

おすすめの記事