こんにちはうめじです。
自転車店歴15年で多くのお客様の自転車選びをサポートさせていただきました!
今回も世界最大の自転車メーカーGIANT(ジャイアント)です!
2022年モデルのオールラウンドモデルのTCR ADVANCED 1 KOMを解説させていただきます!
前回はTCR ADVANCED 2 KOMでしたね。
まだ記事を読まれていない方は↓
こんにちはうめじです。自転車店歴15年で多くのお客様の自転車選びをサポートさせていただきました!今回も世界最大の自転車メーカーGIANT(ジャイアント)です!2022年モデルのオールラウンドモデルのTCR ADVANCED 2 KOMを解説させていただきます!軽量かつ高剛性に空力性能まで備わった新型TCRです。カーボンフレームでコンポが105のリムブレーキモデルです!リムブレーキモデルのラインナップが減ってきている近年では希少なモデルですよっ。TCR ADVANCED 2 KOM(TCR アドバンスド 2 KOM)はこんな方におすすめ↓fa-wrenchこんな方におす... 【2022 GIANT オールラウンドロード】TCR ADVANCED 2 KOMを解説してみます☆ - うめじの自転車ブログ |
軽量かつ高剛性に空力性能まで備わった新型TCRです。
カーボンフレームでコンポがULTEGRA 11 sのリムブレーキモデルです!
リムブレーキモデルのラインナップが減ってきている近年では希少なモデルですねっ。
TCR ADVANCED 1 KOM(TCR アドバンスド 1 KOM)はこんな方におすすめ↓
こんな方におすすめ!
- 趣味として自転車を始めたい方!
- 初めてロードバイクに乗る方!
- ロングラドのサイクリングを軽快に楽しみたい方!
- ファンライドのイベントなどにも参加してみたい!
- 輪行などもしてみたい!
- 軽量なモデルが欲しい!
- コスパよくロードバイクを購入したい!
- アルミロードバイクやクロスバイクからステップアップしたい!
まずはTCRシリーズの特徴を見ていきます!
最後までお読みいただき、少しでもお役に立てたなら新着記事をご案内させていただきますのでSNSのフォローをお願いします☆
contents
新型TCRとは?
クラス最高の重量剛性比に空力性能がプラスされ、トータルレースバイクとしての性能を全て向上させた代9世代のTCRシリーズです。
その開発、設計はどのようなものなのでしょうか?
見ていきます!
1998年に初代TCRは誕生しました。
その後、20年以上にわたり世界中の主要なレースで優勝してきました。
さらに効率性を高め、最速のTCRを誕生させるというプロジェクトのもとに開発されたのが、代9世代のTCRです。
開発にあたり3つのパフォーマンス要素にフォーカスしています。
- CLASS-LEADING EFFICIENCY
- ADVANCED AERODYNAMICS
- TOTAL CONTROL
その結果、クラス最高の重量剛性比を維持しながらも、前モデルよりも空力性能を大幅に向上させました。
また全てのチューブの重量を増すことなく、空気抵抗を軽減させる形状へ変更されました。
順番にみていきましょう。
CLASS LEADING EFFICIENCY
エアロダイナミクスの要素が加わると通常は重量が増加します。
空力性能を向上させるために形状を変更した部位の重量の増加を補いながら、高い重量剛性比を保つためには素材の最小化する必要がありました。
4つの製造プロセスが大きく貢献しています。
1CUTTING-EDGE COMPOSITE MATERIAL
出典:ジャイアント
前作よりも軽量で高剛性なフレームセットを製造するための全く新しいカーボン素材はGIANTの自社工場で編まれています。
さらに耐衝撃性を向上させるためにカーボンナノテクノロジーによるレジンが採用されています。
2LASER CUTTING
出典:ジャイアント
無駄がなく精密なカーボンシートを切り出すために、新世代のTCRでは超精密なカッティングができる新しいレーザー技術が採用されています。
無駄をそぎ落とした結果、全体重量が軽量化されたのです。
3ADVANCED ROBOTIC LAYUP ASSEMBLY
出典:ジャイアント
ハンドメイドでは公差を考慮するため重くなりやすい複雑な部分のカーボンレイアップに、ロボットアセンブリプロセスを採用しました。
精密なレーザーカットで切り出された150ピースのカーボンシートを手作業では不可能なレベルまで正確に精密に配置可能となりました。
その結果、フレームとフォークの総重量を軽量化することに成功したのです。
4FINISHING TECH
出典:ジャイアント
TCR ADVANCED SL 0 DISCに採用される新しいThinLineペイントプロセスは、最小量の塗料を用いることで、従来の7層ペイントと比較して最大50gの軽量化に貢献しています。
ADVANCED AERODYNAMICS
重量と剛性は船体的なパフォーマンスを決定づける重要な役割を果たします。
しかし、実走するという現実世界においては空気抵抗を最小限に抑えることでも最大のパフォーマンスが発揮されます。
GIANTのエンジニアリングチームは計算流体力学(CFD)と風洞実験を組み合わせて、重量剛性比を犠牲にすることなく空力性能に優れた形状をつくり上げました。
1TRUNCATED ELLIPSE TUBING
出典:ジャイアント
新型TCR ADVANCED SLでは、従来のティアドロップ形状のチューブと比較して、より広い範囲のヨー角で抗力係数を低減する楕円の後部を切り落とした新しい翼型形状が採用されています。
また、実走状態のパフォーマンスを最大化するために、ダウンチューブとシートチューブの両方に600ccのボトルを取付けた状態で計算流体力学(CFD)により設計されています。
その後、ドイツのインメンシュタットにあるGST風洞設備で、フレーム、フォーク、コックピット、ホイールを含むシステム全体の改良を行っています。
2COMPONENTS INTEGRATION
出典:ジャイアント
エアロロードバイクのPROPELの開発において、ディスクブレーキは無駄のない一体化によって空気抵抗を軽減させられることが判明しました。
ディスクブレーキキャリパーをハブ周辺に配置し、フォーククラウン部分をオープンにすることで空気の流れがスムーズになります。
タイヤとホイールが先に空気と接触しているため、ディスクキャリパーが影響を及ぼすことはほぼなくなります。
さらに新型TCRは左右対称形状のフロントフォークを採用することでも空気抵抗を軽減させています!
3DYNAMIC WIND-TUNNEL TESTING
出典:ジャイアント
実際にライダーが乗車している状態を最適にシュミレーションするために動的マネキンを用いることで、ライダーのペダリング時の空力効果を正確に明らかにすることができます。
動的マネキン、回転するホイール、動くドライブトレインにより、できる限り現実世界に近い空力解析を行うことが可能になりました。
これによりバイクとライダー一体での空力を考慮したシステム全体を最適化することができたのです。
TOTAL CONTROL
出典:ジャイアント
新型TCRはディスクブレーキテクノロジーとの完全な融合であらゆるコンディションでの優れた制動力とコントロール性を提供可能となりました。
1DISC BRAKE INTEGRATION
フラットマウントディスクブレーキにフロント(12×100㎜)、リア(12×142㎜)のスルーアクスルで高い制動力とステアリングの精度と剛性を生み出しています。
2NEW FORK DESIGN
前作のTCRのフロントフォークと比較して重量はそのままに最大35%のねじり剛性を高め、ノンドライブサイドのブレーキキャリパーの空力も改善。
最大タイヤクリアランスを32㎜まで広げることで、グリップ、転がり効率、ハンドリング性を高めることが可能になりました。
※リムブレーキモデルは最大タイヤクリアランス28㎜
それではTCR ADVANCED 1 KOMの詳細を見ていきます。
TCR ADVANCED 1 KOM
価格・カラーリング
価格¥363,000(税込)
チャコール 出典:ジャイアント
スペック
TCR ADVANCED 1 KOMの詳細スペックは↓
サイズ | 425,445,470,500 対応身長155㎝~190㎝ |
フレーム | Advanced-Grade Composite |
フォーク | Advanced-Grade Composite、Full Composite OverDrive |
クランク | SHIMANO ULTEGRA 34/50T |
シートポスト | GIANT VARIANT Composite |
サドル | GIANT APPROACH |
コンポーネント | SHIMANO ULTEGRA 11S |
スピード数 | 22s |
ブレーキ | SHIMANO ULTEGRA |
ホイール | GIANT P-R2 WheelSet |
タイヤ | GIANT GAVIA AC 1 700x25C Tubeless Ready |
重量 | 7.8㎏ |
付属品 | チューブレスバルブ、シーラント |
Advanced Gradeのカーボンフレーム、 OverDrive のフロントフォークにSHIMANOのハイグレードコンポーネントのULTEGRA 11sをアッセンブルしたモデルです。
TCR ADVANCED 2 KOMのKOMは『KING OF MOUNTAIN』の頭文字です。
クランクにはFC-R8000 50-34T、カセットスプロケットは11-34Tが採用されていて、その名の通りヒルクライムにも対応したドライブトレインのセットなんですよね。
ヒルクライムのみならず、ロングライドのサイクリングや女性ライダーさんにもおすすめ!
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TCR ADVANCED 1 KOMに採用されているテクノロジーのご紹介です!
- ADVANCED COMPOSITE TECHNOLOGY
- RIDESENSE READY
- TUBELESS SYSTEM
- OVER DRIVE
それぞれ見ていきます!
ADVANCED COMPOSITE TECHNOLOGY
出典:ジャイアント
非常に軽く、剛性と信頼性の高い、ハイパフォーマンスのフレームテクノロジーです。
厳しい品質管理のもと、自社カーボン工場でハンドメイドされています。
ADVANCED COMPOSITE TECHNOLOGY
- 素材:重量剛性比に優れたハイパフォーマンスグレードのカーボン原糸
- レジン:合成樹脂 強度維持のため素材に含まれる微細なバブルを最小化、衝撃を吸収する役割を持つ樹脂がショックを分散。
- 構造技術:新モノコック工法↓
フロントトライアングル(ダウンチューブ、トップチューブ、ヘッドチューブ、シートチューブ)はつなぎ目のない1つのピースとして成形されています。
このフロント部に2次工程でシートステーとチェーンステーが接合されています。
外側の化粧カーボンを省略することで乗り心地や強度、剛性を損なうことなく軽量化されています。
RIDESENSE READY
出典:ジャイアント
フレーム一体型のセンサーユニット「RIDESENSE」の取付加工を標準採用する仕様のフレームです。
センサーは別売↓
出典:ジャイアント
価格は5,500円(税込)でANT+2.4G、Bluetooth Smartに対応していますよっ!
センサーの収まりが良くトラブルも軽減できそうですね。
※マグネット付属
通信規格はBluetooth LEとANT+に対応していますので、対応のサイクルコンピューター本体があればOKですね。
サイクルコンピューターはやっぱりガーミン、ワフーですかね~。
TUBELESS SYSTEM
出典:ジャイアント
TCRシリーズは全てのモデルにチューブレスレディ対応のホイールセット、タイヤがアッセンブルされています!
チューブレスのメリット
- パンクのリスクの軽減
- 低圧にできトラクションが増す
- 回転抵抗の軽減
乗り心地が快適で走行性能も高い!
TCR ADVANCEDシリーズに採用されているタイヤはGAVIA AC 1 700x25C TLRでタイヤのみの販売もありますよっ。
出典:ジャイアント
価格は4,950円(税込)でサイズ展開は25c、28cの2サイズ。
重量:330g(25c)
P-R2 WHEELSET
価格¥33,000(税込)
出典:ジャイアント
TCR ADVANCEDシリーズにアッセンブルされているホイールです!
重量は前後セットで1890gのアルミ製のホイールセットです。
チューブレス対応、高精密シールドカードリッジベアリング必要最低限の性能を備えつつも、チューブレスを身近にするために価格を抑えたモデル。
OVERDRIVE FULL CARBON FORK
出典:ジャイアント
2008シーズンより採用されたジャイアント独自の大径ステアリングチューブの規格です。
ロードは上側 : 1-1/8インチ径、下側:1-1/4インチ径、マウンテンは上側 : 1-1/8インチ径、下側 : 1-1/2インチ径のヘッドセットベアリングが採用されています!
一般的な1-1/8インチ径ストレートステアリングチューブに対し、ねじれ剛性とステアリング剛性が最大15%向上します。
高速域や下りでのハンドリングが安定するのでコントロールがしやすいしやすくなりますよっ!
現在では多くのメーカーが採用していますね。
オプションパーツも忘れずに!
ロードバイクなどのスポーツバイクを購入するときは必ず付属するパーツを確認してくださいねっ!
多くのモデルはカギやスタンド、ライトなどが付属していません。
自転車を普段おいておく駐輪場や走行する時間帯や道に最適なパーツを選びましょう!
1自転車の盗難対策はしっかりしよう!
2セーフティアイテムは必須!自分の身は自分で守ろう!
事故の多くは17-19時の間に起こっているそうです!
まさに帰宅時間ですっかり暗くなっている時間ですよね。
ライトの装備しっかりしてますか?
フロントライトだけで十分と思っていませんか?
リアのライトも大事なんですよっ!
後方からの追突事故も多いんです。後方の車にしっかり自分の存在をアピールしましょう!
フロントライトは400ルーメン以上の明るさだと安心ですよっ!
お金で安全を買いましょう。
3最初のメンテナンスは空気圧から!
ロードバイクなどのスポーツ車に採用されるフレンチバルブの空気入れ方紹介。 空気の入れ方(フレンチバルブ) | メンテナンス・カスタム講座 | サイクルベース... - サイクルベースあさひ |
おすすめのポンプをピックアップしてみますね!
しっかり準備して自転車ライフを楽しもう!
まとめ
今回は世界最大の自転車メーカーGIANT(ジャイアント)の2022年モデルのオールラウンドモデルのTCR ADVANCED 1 KOMを解説させていただきました!
Advanced-GradeのカーボンフレームにSHIMANO ULTEGRA 11sのワイドレシオのコンポーネントでヒルクライムやロングライドのサイクリングも楽しめるモデルでしたね。
ロードバイクとしてとてもバランスの良いモデルで初めての方でも扱いやすモデルですよっ!
カーボンフレームのリムブレーキモデルのラインナップが減少してきている中では希少なモデルですよ。
価格は363,000円(税込)でTCR ADVANCED 2 KOMと比べると66,000円プラスになりますね。
違いはコンポーネントです。
しかしコンポーネントの価格差はここまでないんですよね~。
そう考えるとTCR ADVANCED 2 KOMの297,000円(税込)はかなりコストパフォーマンスが高いモデルなんですね!
スペックにこだわりたい方はTCR ADVANCED 1 KOMですかね…。
最後にまとめてみます。
まとめ
- Advanced Grade Composite
- OVERDRIVE のフルカーボンフロントフォーク
- SHIMANO ULTEGR 11s
- ワイドレシオなギヤ比でヒルクライムも◎
- チューブレスレディ対応のホイール
- GAVIA AC 1 700x25C
- 初めてのロードバイクに乗る方!
- ロードバイクを趣味として始めたい方
- エントリーモデルやクロスバイクからステップアップしたい方
- 重量 7.8㎏
- 対応身長 155㎝~
- 価格:363,000円(税込)
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
初めてならTCRシリーズはおすすめだぞ~。
それではまた☆
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