こんにちはうめじです。
自転車店歴15年で多くのお客様の自転車選びをサポートさせていただきました!
今回はイタリアのブランドのピナレロのPRINCE DISC(プリンス)を解説させていただきます!
2003年にメインフレームにマグネシウムを採用した『DOGMA』が登場するまでピナレロのレースシーンを支えてきたのがPRINCE(プリンス)です。
現在のピナレロの旗艦モデルと言えばDOGMA(ドグマ)ですが、往年のロードバイクファンの方はPRINCEをイメージされる方もおおいのでは?
PRINCE(プリンス)シリーズは2021年に生まれ変わりました!
DOGMA F12のDNAを受け継いだ新しいPRINCE(プリンス)シリーズとはどんなモデルなのでしょうか?
さっそく見ていきましょう!!
contents
PRINCE(プリンス)はどんなモデル?
まずはこちらをご覧ください↓
モデルチェンジしたPRINCE(プリンス)の特徴をまとめてみます。
- DOGMA F12譲りのアシンメトリック&エアロダイナミクスデザイン
- ケーブルの露出を排したTiCR ケーブル内蔵システム
- ニューレーシングジオメトリー
一見するとDOGMA F12とほぼ同じと感じてしまいますよね…。
アシンメトリック&エアロダイナミクスはDOGMA F12をしっかりと受け継いでいますが、PRINCE(プリンス)のジオメトリーはDOGMA F12に比べ、ヘッドチューブが僅かに長くリーチが僅かに短く設計されています。
レースからロングライドのサイクリングまで幅広い用途で使用できるようになっていますよっ☆
DOGMA F12にも採用されているTiCR ケーブル内蔵システムによってケーブル類の露出がなくすっきりとしました。
見た目もそうですが、空力性能の向上にかなり貢献していますよっ!
TiCR(トータル・インテグレーテッド・ケーブルルーティング)
TiCR(トータル・インテグレーテッド・ケーブルルーティング)の採用により、バイク全体の空力特性が劇的に改善されます。
全てのケーブル類がハンドル、ステムの中を通りフレーム内部に入り込んでいく構造でケーブルの露出が全くありません。
ハンドルバー周辺は従来のTALONインテグレーテッドハンドルより、剛性が8%高く、空気抵抗が5%低く、重量は10%軽減されました。
PRINCEのために開発されたTiCR用のハンドル、ステム素材はアルミですが、アップグレードでカーボンハンドルも用意されています。
ステム↓
ハンドル
それではどんなモデルがあるのか見ていきましょう!!
PRINCE DISC ULTEGRA 11s (プリンス ディスク アルテグラ 11s)
価格¥583,000(税込み)
スペック
サイズ | 43,46,49,51.5,53,54.5,56,58 |
フレーム | HighStrength Carbon T700 UD |
フォーク | ONDA™ with ForkFlap T700 ディスク 1"1/8-1"1/2インテグラル/アシンメトリック |
クランク | Shimano FC-R8000 52/36T |
変速 | Shimano RD-R8000 SS |
スピード数 | 22s |
ブレーキ | Shimano ULTEGRA BR-R8070 油圧ディスク |
ホイール | FULCRUM RACING 800 DB |
タイヤ | PIRELLI P7 26c |
TORAYCA T700のカーボンフレームにSHIMANO ULTEGRA 11sをアッセンブルしたモデルです。
ホイールにはFULCRUM RACING 800が搭載されています!
フルクラムと言えばイタリアのホイールメーカーでカンパニョーロの兄弟ブランドですね。
リムの剛性に定評がありホイールのアップグレードの候補にもおすすめのメーカーです!
ワイズロードのホイール↓
ワイズロードのピナレロ↓
PRINCE DISC 105 11s (プリンス ディスク 105 11s)
価格¥528,000(税込み)
スペック
サイズ | 43,46,49,51.5,53,54.5,56,58 |
フレーム | HighStrength Carbon T700 UD |
フォーク | ONDA™ with ForkFlap T700 ディスク 1"1/8-1"1/2インテグラル/アシンメトリック |
クランク | Shimano 105 FC-R7000 50/34T |
変速 | Shimano 105 RD-R7000 SS |
スピード数 | 22s |
ブレーキ | Shimano 105 BR-R7070 油圧ディスク |
ホイール | FULCRUM RACING 800 DB |
タイヤ | PIRELLI P7 26c |
TORAYCA T700のカーボンフレームにSHIMANO 105 11sをアッセンブルしたモデルです。
アルテグラ搭載モデルとの違いはアッセンブルされるコンポーネントの違いだけですね。
価格差は55,000円です。
コンポーネントの価格の差ですね~。
コンポーネントのアップグレードも検討されている方はアルテグラ搭載モデルの方がいいですかね…。
フレームは電動コンポーネント対応なのでアップグレードするならDi2仕様にしたいですよね…。だとしたら初期費用を少しでも抑えて105モデルもあり…。
選択するのが難しいですね。
とはいえどちらのモデルでも性能は折り紙つきなので、十分楽しめるよっ!
ワイズロードのピナレロ↓
PRINCE(プリンス)に採用されているテクノロジーです↓
Think Asymmetric™本当の均等を生み出す非対称フレーム
バランスよく乗るためにはフレームがアシンメトリックである必要がありますとピナレロは言います。 自転車フレームには強い非対称な力が作用します。ペダルに加えられる踏み込む力は左右でほぼ同じだが、常に右側でチェーンがホイールを回転させる力を伝えているため、その力は左右非対称になります。 剛性の高いフレームを作ろうとすると片側で非常に硬すぎるフレームとなり、軽量なフレームを作ろうとすると片側が柔軟になりすぎるフレームとなってしまうのです。 フレームの動作を最適化するために、構造体の各セクションの非対称性に焦点を当てました。 それで開発されたのが左右非対称のフレームです!TORAYCA® CARBON
ピナレロと言えばONDAフォーク
新しいONDA™ フォークは従来のONDA™2フォークと比較して54%も空気抵抗が少なく約10%軽量にできています。ForkFlap
出典:riogrande
ホイール周りに発生する乱気流を整え、高速域でのハンドリング精度と安定性を高めます!
従来のフロントフォークに比べ、空気抵抗を10%も軽減しています!
FlatBack
出典:riogrande
UCIルールの3:1に準拠した、優れた空力性能と低い横方向の風圧抵抗を持つ、空力的に有利な切り詰められたエアロフォイル。
CARBON T700
反応性と性能を維持しつつ、路面からの振動を吸収する高い減衰性が特徴です。
レースからサイクリングまで幅広く使用できます!
まとめ
今回はピナレロの2022年モデルのPRINCE(プリンス)を解説させていただきました!
DOGMA F12のDNAを受け継いだフレームにワイヤー類が露出しない美しいデザインで空力性能も抜群なPRINCE(プリンス)。
乗ってみたくなっちゃいましたよね~。
走行性能の高さを味わえるのはもちろん、所有する満足度も高いモデルです!
105搭載モデルにするかアルテグラ搭載モデルにするかも悩みどころですよね~。
最後にまとめておきます。
- CARBON T700採用のフレーム
- ケーブルの露出を排したTiCR ケーブル内蔵システム
- ニューレーシングジオメトリー
- ONDAフォーク
- 非対称フレーム
- DOGMA F12譲りのエアロダイナミクスデザイン
- SHIMANO 105 油圧式ディスクブレーキモデル→¥528,000
- SHIMANO ULTEGRA 油圧式ディスクブレーキモデル→¥583,000
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた☆
ワイズロードのピナレロ↓
ピナレロはアパレルもありますよ~